「昔バイク乗り〜」「遊ぶ毎日〜」——そのリリックがTikTokで何度もバズを巻き起こし、気づけば日本武道館を完売させた。
神奈川県湘南生まれのラッパー『LANA(ラナ)』。
兄はラッパーのLEX、姉はダンサーのLiLi、3人母子家庭で育った末っ子が、失恋がきっかけで歌い始め、20代でヒップホップ最年少の武道館・アリーナ公演を打ち立てるまでになりました。
演歌仕込みのこぶしと、一度聴いたら忘れられないハスキーボイス。かわいい名前の裏に宿る、壮絶な生い立ち——今回はLANAについて徹底的に調査した内容をお届けします。
この記事の目次
LANAの名前の由来【本名は「るうか」?】
LANAという名前の由来は、本人がインタビューで話しています。
「単純で、なんか可愛い名前でググって出てきたのがLANA」というのがその答えです。
強くてかっこいいイメージの強いLANAというアーティスト像とは対照的に、「かわいい名前」という軸で選んだというのがなんとも本人らしいエピソードです。
2020年9月頃から現在の名義を使い始めたとされており、それ以前は本名で活動していたようです。
本名については「るうか」という情報が一部で流通していますが、本人が公式に明かしたものではなく、現時点では確認できていません。あくまで参考程度に捉えておくのが良さそうです。
なおインスタグラム(Instagram)の公式アカウントは「@lanastreetprincess」、X(旧Twitter)は「@3pylanabby」です。最新情報はこちらをフォローしておくのが確実です。
LANAの年齢・誕生日・身長・体重について
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 2004年4月3日 |
| 年齢 | 22歳(2026年時点) |
| 出身地 | 神奈川県高座郡寒川町(湘南エリア) |
| 身長 | 非公開(推定168cm前後) |
| 体重 | 非公開 |
誕生日は2004年4月3日、2026年時点で22歳です。
身長については公式発表はありませんが、MV「TURN IT UP」でCandeeと並んだ際の比較から、168cm前後ではないかと推定されています。
「LANAラッパー 太ってる」という検索ワードが一部で見られますが、LANAは決して太っているわけではなく、ステージでの存在感と堂々としたパフォーマンスが「大きく見える」印象を与えているのだと思われます。
体型へのコンプレックスを気にするより、その音楽と生き様で語る人物だということがLANAのインタビューからは伝わってきます。
LANAの家族構成【兄LEX・姉LiLi・父親・生い立ち】
父親不在、月16万で3人を育てた母
LANAの家庭環境は、決して恵まれたものではありませんでした。
生まれた時から実の父親は家におらず、父親が残した多額の借金だけが残っている状態だったといいます。
LANAが幼い頃、母親はアメリカ人の男性と付き合い、一時父親代わりのような存在になりましたが、DV問題などで関係が悪化。
LANAが小学校に入った頃にはその人物もいなくなってしまいました。
なお、**そのアメリカ人男性の名前が「レックス」**であり、兄LEXの名前の由来になった人物だという情報もあります。
母親は月16万円ほどの給与で3人の子供を養うために、朝から夜遅くまで働き続けていたといいます。
LEXが音楽で結果を出し始めた頃に「おうちがあったかくなっていった」とLANAがインタビューで語っており、その言葉の重みに胸を打たれた人も多かったようです。
兄LEXとの関係【LEX & LANAの絆】
LANAとLEXは2歳違いの兄妹です。
最初、兄が地元でサイファーをやっているのを恥ずかしいと感じており、「マジやめてほしい」「一緒に歩くのも嫌」と本人が振り返るほど拒絶していた時期があったといいます。
しかし兄の背中を見ていく中で気持ちが変わり、LANAも音楽の世界に引き込まれていきました。
現在は非常に仲が良く、LANAはLEXについて「とにかく優しい」「リリックや言葉のメモの量が半端ない」「よくも悪くもアーティストになるために生まれた人」とリスペクトを語っています。
LEX側もLANAのことを「自分の守護天使」と表現するほどです。
2024年のアルバム『Logic 2』制作前、何に対しても心が動かず引きこもっていたLEXに声をかけ、ひたすら話を聞き続けたのがLANAだったというエピソードがあります。
音楽だけでなく、精神的な支えとしても互いに依存し合っている兄妹関係です。
兄妹コラボ曲「明るい部屋」「ティファニーで朝食を」なども話題となりました。
「明るい部屋」には、昔は電気もなく暗い部屋で生活していたが今はラッパーとして売れて家族3人が明るい部屋で生活できているという意味が込められているといわれています。
姉LiLiとのつながり
4歳上の姉・LiLiはダンサーとして活躍しており、海外の大会で1位を獲得した経歴も持ちます。
幼い頃、母親が仕事に出ている間は姉に面倒を見てもらっていたとLANAは語っています。
3きょうだいそれぞれが違う分野でプロとして活躍しているのは、音楽に溢れた家庭環境と母親の影響が大きかったといえそうです。
LANAの生い立ちと幼少期:小学校から不登校だった日々
LANAはほとんど小学校に通っていませんでした。
小学1年生のとき、母親が仕事でいない中、姉のLiLiが反抗期でグレており、姉がいないと学校に行けなかったとのこと。
以来「たまに5時間目や6時間目から行く」という生活が続いていたといいます。
「学校も行ってなかったし、ずっと遊んでました」と本人が語るように、地元の先輩たちとチャリンコで走り回り、それがバイクになり——という生活を送っていたようです。
中学時代、施設での生活
中学時代は家族関係がバラバラになり、LANAにとって最も苦しかった時期だったといいます。
母親のことも嫌いになり、自ら児童相談所に出向き、施設で暮らすことを選んだ時期もあったとのことです。
本人は「中2病だったなって今思えば思う」と振り返りながらも、「その時は真剣に悩んでいた」とも語っています。
やりたいことが見つからず「私には何もない」と感じていた時期に、姉がダンスで、兄がラップでそれぞれ結果を出していくのを見て、さらに焦りや悔しさを感じていたといいます。
高校受験失敗、そのまま社会へ
高校受験は一応したといいます。
「私服で行けてギャルがいっぱいいる学校」を調べて受験したが、成績も何もない状態では合格できなかったとのこと。
中学の先生から「ここだったら行けるよ」と別の学校を勧められたが「行かない」と答え、そのまま高校には進学しませんでした。
LANAがラップを始めたきっかけ:失恋と、兄の一言
LANAが音楽を始めたのは、付き合っていた人に振られたことがきっかけだったといいます。
「その時、超病んでたんですけど、お兄ちゃんに『歌ってみなよ』って言われて、それで作って発表したのがSoundCloudにアップしている"HATE ME"なんです。そしたら、意外と『伸びた!』みたいな。で、続けていこうかなって」と本人が語っています。
もともと中学生の頃からYouTubeでビートを拾ってイヤホンで乗せて歌う、という習慣はあったといいます。
兄LEXがラッパーとして知られ始めた頃と重なっており、兄の姿を見ながら自然と音楽の世界に引き寄せられていったのでしょう。
「LANA」としてのデビュー
最初は本名で活動しており、SoundCloudに「HATE ME」を投稿したのが2020年のことです。
その後、2022年に兄LEX、Saru jr.fool、taisyovと共に「FLAME (feat. LEX, Saru jr.fool, taisyov)」をリリースし、これが「LANAとして本格デビューした曲」として認識されています。
本人としては「IM NOT HER (feat. LEX)」が、ちゃんと自分でリリースした最初の曲だと語っており、この曲から「LANA」名義での活動が始まっています。
LANAのラップスタイルと声の出し方:演歌から育てた、唯一無二のハスキーボイス
LANAのラップで特に注目されるのが、あの独特のハスキーボイスです。
母親が音楽好きで、家では常に音楽が流れていたといいます。
ポップス、演歌、沖縄民謡……ジャンルを問わずあらゆる音楽に触れて育ちました。
特に印象的なのが「涙そうそう」をお風呂で歌いながら喉の使い方を学んだというエピソードです。
美空ひばりの「愛燦燦」もお風呂でずっと歌わされていたといいます。
「その歌い方の特訓みたいなことを小さい時からされていたんだろうな」と本人が振り返るように、演歌や歌謡曲から吸収したこぶしや発声のクセが、今のLANAのボイスの核心にあります。
HIPHOP・R&Bとしてのラップスタイルに、日本の伝統的な歌唱表現が乗っかっているという、他の誰にも真似できない組み合わせです。
「LANAはラッパーじゃない?」問題
「LANA ラッパー じゃない」という検索ワードが存在するほど、LANAのジャンル定義については議論がありました。
本人もRed Bullのインタビューでこのことをオープンに語っています。
「以前なにかのステージに出たときに"LANAはラッパーかラッパーじゃないか"って話があって、そのときは自覚もなかったし"ラッパーじゃない"って言ったことがあったんです。でもやっぱちがうわと思って。自分の育ってきた環境もそうだし、自分の発信の仕方にヒップホップを感じるから、わざわざ"ラッパーじゃない"って言う必要はなかったんだなって思い直したんです」
つまりLANA自身が「自分はラッパーだ」と整理しなおした、ということです。
今はラップへの向き合いも深まっており、「最近は家で録ってますね、ラップしかしてないけど大丈夫?ってくらい」と語るほどになっています。
LANAの現在の活動状況【2025〜2026年】
2025年から2026年にかけて、LANAの活動規模は一気に大きくなっています。
2025年に初のアリーナツアーを開催し、50,000人規模の動員を記録。
2026年には全国ツアー「LANA LIVE TOUR 2026 "DIAMONDS IN THE SKY"」を敢行し、仙台・札幌・大阪・福岡・名古屋と各地のZeppを回ったのち、2026年8月には国立代々木競技場 第一体育館での公演が予定されています。
また2026年7月には、山田涼介主演のテレ東ドラマ「一次元の挿し木」の主題歌「Truth in the dark」を担当するなど、ヒップホップシーンを超えたフィールドでの活躍も続いています。
公式サイト(lanal7.com)ではライブ情報やグッズ情報が随時更新されており、ファンクラブ「LANA BBY'S CLUB」も運営中です。
ライブチケットの先行申し込みもファンクラブ経由で行われているため、気になる方はチェックしておきましょう。
LANAとちゃんみなの関係
「LANA ラッパー ちゃんみな」という検索も一定数見られます。
2人は直接のコラボや交流については現時点で特に情報がありませんが、同世代のフィメールラッパーとして並び語られることが多く、「日本のフィメールラッパーといえば」という文脈で名前が挙がりやすい2人です。
ちゃんみなが「POP YOURS」のサイファー企画でLANAと共演したこともあり、シーンを共に引っ張る存在として認識されているようです。
スタイルは異なりますが、ジャンルを超えたボーカリゼーションという点では共通点があり、ファンの間でも注目されています。
LANAの人気曲まとめ【おすすめ曲】
LANAの人気曲を紹介します。
「FLAME (feat. LEX, Saru jr.fool, taisyov)」
2022年のデビューシングル。LEXの部屋でビートを流していた時に「歌ってみな」と言われ、そのままレコーディングしたという経緯を持つ曲。LANAのラッパーとしての火蓋を切った一曲です。
「TURN IT UP (feat. Candee & ZOT on the WAVE)」
J-POPチャートの上位にも食い込んだ特大ヒット曲。TikTokで「昔バイク乗り〜」「遊ぶ毎日〜」のリリックが大拡散し、LANAの名前を一気に全国区へと押し上げました。現在でも代表曲として名前が挙がる一曲です。
「For bbys」
「LANA For bbys」と検索するユーザーも多い人気曲。同世代の女の子に向けたメッセージ性の強いリリックが共感を呼んでいます。LANAが「もっと自分らしくわがままに生きてほしい」という思いを込めた楽曲です。
「Get It (feat. ZEN & KESSO)」
これまでに乗り越えてきた心の葛藤を盛り込んだ楽曲。「ママを傷付けるやつも嫌いだ」というフレーズが印象的で、母との複雑な関係性もリリックに落とし込まれています。
「Almost 20」
EP「19.5」のリード曲。「大人にいつかなって子供の気持ちなんて分からなくなるのかな」という歌詞が、20歳という節目を前にした19歳の心情を代弁していると話題になりました。
「99」
Red BullのインタビューでLANA自身が「代表曲を挙げるなら"99"かな」と語った楽曲。ライブでもお客さんがよく歌う曲だといいます。「お客さんのジャッジで決める」というLANAの姿勢もこのエピソードから伝わってきます。
「明るい部屋 (feat. LEX)」
兄妹コラボの中でも特に注目を集めた楽曲。昔、電気もなく暗い部屋で生活していた兄妹が今は明るい部屋で暮らせているという意味が込められているとされており、LEXが歌う前に語った当時のエピソードと合わせてファンの間で語り継がれています。
「Drama Queen」
2026年リリースの最新シングル。これまでのLANAのイメージをさらに更新するような、新たな一面を見せた作品です。
「HATE ME」
失恋をきっかけにSoundCloudに投稿した、LANAの原点ともいえる曲。本名名義での活動時代に作られた、繊細なLANAの内面が色濃く出た作品です。
「IM NOT HER (feat. LEX)」
本人が「ちゃんとリリースした最初の曲」と語る、LANA名義での実質的なデビュー曲。兄LEXとの共演で、LANAの存在を多くの人に知らしめた一曲です。
LANAのピアス・ファッションについて
「LANA ラッパー ピアス」という検索もあるように、LANAのビジュアル面もファンの注目ポイントです。
個性的なピアスや派手めでセクシーなコーディネートが特徴的で、私服のセンスもSNSでよく話題になります。
兄LEXの私物を勝手に借りることもあるとのことで、きょうだい共通のストリートセンスが感じられます。
「昔はギャルというよりヤンキーだった」と語るLANAらしい、強さと可愛さが同居するスタイルです。
LANAのプロフィールまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アーティスト名 | LANA(ラナ) |
| 本名 | 非公開(「るうか」という情報あり・未確認) |
| 生年月日 | 2004年4月3日 |
| 年齢 | 22歳(2026年時点) |
| 出身地 | 神奈川県高座郡寒川町(湘南エリア) |
| 身長 | 非公開(推定168cm前後) |
| 兄 | LEX(ラッパー) |
| 姉 | LiLi(ダンサー) |
| 学歴 | 高校未進学(受験失敗) |
| デビュー | 2020年(SoundCloud)/ 2022年(本格デビュー) |
| ラップスタイル | HIPHOP/R&Bベース、演歌・歌謡曲仕込みのこぶし・ハスキーボイス |
| 代表曲 | TURN IT UP、For bbys、99、明るい部屋、Almost 20 |
| インスタ | @lanastreetprincess |
| X(Twitter) | @3pylanabby |
LANAの調査結果まとめ
- 神奈川県湘南生まれ、2004年4月3日生まれ。兄はラッパーLEX、姉はダンサーLiLi
- 父親不在・母子家庭で育ち、小学生から不登校、中学時代は施設生活も経験
- 失恋をきっかけに兄の一言で歌い始め、SoundCloudに投稿した「HATE ME」から活動スタート
- 演歌・歌謡曲仕込みのハスキーボイスとこぶしが、他のラッパーにはない唯一無二の武器
- 「TURN IT UP」の大ヒットをきっかけに一気に知名度を拡大。20代でヒップホップ最年少武道館・アリーナ公演を達成
- 2026年には国立代々木競技場公演も控えており、さらなる飛躍が期待されている
- 本名・身長・体重は非公開。Watsonとの交際・破局は本人未確認
「30歳までに世界で活動できなかったらこの仕事やめて専業主婦になります」——そんな言葉をサラッと言えるLANAが、今どんな景色を見ているのか。施設で暮らしていた頃の自分に教えてあげたい話が、まだまだ続きそうです。

