W.C.C.主宰で名古屋052のBIG BOSS「DJ MOTO」についての情報をまとめましたのでぜひご覧ください。
DJ MOTOの情報まとめ【WCC主宰・名古屋052のBIG BOSS】
DJ MOTOは名古屋をHIPHOPとして全国的に有名にしたヒップホップアーティストの中心的存在です。何もない状態だった名古屋のヒップホップシーンの礎を築きあげたDJです。
DJ MOTOがDJを始めたきっかけは、中学校1年生の夏休みが終わったくらいのときに近所にローラースケート場ができて、友達と2人でそこに行ったときにその空間がとても面白くて、そこで流れてたのがUSのヒップホップだったのです。
そもそも音楽を聴いてテンションを上げるのが好きだったDJ MOTOは、そこから音楽を聴くようになっていきました。
USのヒップホップアーティストであるカーティス・ブロウの「THE BREAKS」は特に影響を受けたアーティストです。さらに、HIPHOPのほかにもソウルやファンクなどのあらゆるレコードをひたすら聴きまくって1980年代半ばに名古屋でDJとしての活動をスタートします。
1番最初にDJをしたのは当時暴走族のたまり場だった「マハラジャウエスト」で、そこでは名もなきDJとして活動していたそうです。下積み時代のようなものですね。
その後、PHOBIA OF THUGのG.CUE(GANXTA CUE)とDJ 4-SIDEで伝説のヒップホップユニット「G-MENACE」を結成して活動するようになります。
その流れもあって、DJ MOTOが主宰する「W.C.C.(WEST COAST CONNECTION)」や、G.CUE(GANXTA CUE)・Mr.OZ・DJ 4-SIDEの3人組ユニット「PHOBIA OF THUG」を中心に名古屋のハードコアなHIP HOPシーンが最上級に盛り上がっていきました。
W.C.C.(WEST COAST CONNECTION)は西海岸のヒップホップスタイルのグループで、現在の主要メンバーはDJ MOTO、G.CUE、Mr.OZ、AK-69、DJ DOPEMAN、DJ OLDE-E、EL LATINOです。
2010年09月15日にBigg Mac RecordsからリリースしたDJ MOTO a.k.a.DON GRANDEとしての1stアルバム「052 BIG BOSS」は、名古屋052エリア ”W.C.C.”のBIG BOSSとして名古屋から日本のHIPHOPシーンを牽引してきたDJ MOTOの28年のキャリアが詰まった1枚になっています。
アルバムに収録されているのは全13作品で、東海エリアを代表する25人のヒップホップアーティストが参加しており、W.C.C.のオリジナルメンバーであるAK-69、Mr.OZ、G.CUE、DJ DOPEMANを筆頭にM.O.S.A.D.から"E"qualとAKIRA、SYGNAL、MC JUN、EL LATINO、Ms.OOJA、TWO-J、DJ OLDE-Eなどのベテラン勢からCRAY-G、CITY-ACE、BALL SHOOTERなどの当時の若手ラッパーが参加しています。
W.C.C.メンバー(AK-69、Mr.OZ、G.CUE、DJ DOPEMAN)による「THE GHETTO」はDJ MOTOの重めのビートと4人の個性溢れるラップがめちゃめちゃ聴き心地がよくて、何度もリピートして聴いてしまう1曲です。途中で入るDJ MOTOの「とろクセェわ!眠てぇ歌ばっかり歌いやがって!死ぬまでやってろ!」という言葉もカッコいいです。
さらに、PHOBIA OF THUG、M.O.S.A.D.、AK-69、EL LATINO、DJ OLDE-EというHIPHOPレジェンドが集結した「052 LEGEND」 は半端ない1曲です。これほどの豪華メンバーが1曲に集まることからもDJ MOTOの人望のすごさがわかります。
Mr.OZの次のマイクリレーの「お前らわかっとんのかて!名古屋052ストリートカルチャーだもんで、訳のわからんたわけによく教えといたるで、よく聴いとりゃあて!なぁ、BIG若旦那!」はTOKONA-Xの声にめちゃめちゃ似ていますが、DJ MOTOのパンチラインです。これを収録した時、全員がこのDJ MOTOの声のクオリティに湧いたらしいです。