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G.CUE(GANXTA CUE)のラッパー伝説

G.CUE(ジー・キュー)は名古屋を拠点に活動するラッパーで、1994年からラッパーとしての活動を開始しています。

その後、DJ MOTOが立ち上げたDIAMOND CREWに所属して、MC LONE、MC FATS、DJ 4-SIDEと名古屋のギャングスタ・ラップグループ「G-MENACE」を結成して活動するようになります。

それからMC LONEが脱退し、MR.OZ(ミスター・オージー)が加わって1995年にPHOBIA OF THUGを結成して名古屋のヒップホップシーンを盛り上げていきます。

PHOBIA OF THUGの楽曲は2001年以降に好セールスを記録するようになり、その後、全国各地のクラブイベントにゲスト出演をするようになります。また、海外アーティストとのライヴセッションも行うなど、ラッパーとしての活動の幅を広げていきます。

今やその名を全国に広げた「WEST COAST CONNECTION(W.C.C.)」「GANG TERRORIST PRODUCTION(G.T.P.)」が立ち上がり、そのオリジナルメンバーとして所属します。

さらに「PEACE FROM CENTRAL JAPAN」ではSEAMOとも楽曲制作を行うなど、その活動は多岐に渡ります。

GANXTA CUEからG.CUEへ

2009年に名前をGANXTA CUEからG.CUE(ジー・キュー)に改名して、ソロとして3枚目のアルバム「「G.A.N.X.T.A.」をリリースしています。

改名についてはその前から考えていたようですが、その時はBIGG MAC WORKS CEOのMr.OZに『俺はG.CUEと契約してるワケじゃない』とバッサリ断られました。

HIPHOPに対しての最初のイメージはただのチャラい言葉遊びというような感じでしたが、アメリカのラッパーの歌詞を調べたときに実はハードコアなことを歌っているのだと大きな衝撃を受けました。アーティスト活動を本格的にスタートさせたのは18歳の時です。

名古屋にはDJ MOTOをはじめ、個性が強いHIPHOPアーティストが揃っていて、まだ名古屋にウエストコーストのHIPHOPカルチャーがなかった時からこの街にギャングスタ・ラップのシーンを築き上げています。

G.CUEはDJ MOTOに対して「名古屋のHIPHOPシーンのパイオニア的存在の一人」だと言っています。

また、名古屋のヒップホップシーンについても「全国的に見ても名古屋のW.C.C.のスタイルは変わっていて、たとえば、ニューヨークスタイルの格好で俺らのクラブに来るんじゃねえ!って追い帰したり、他で俺ら以外がLAのHIPHOPをかけるならレコードの針を上げに行ったりした徹底ぶりによって名古屋のHIPHOPシーンが出来上がった」とも語っています、

そういう環境のおかげでG.CUE、Mr.OZ、AK-69、DJ DOPEMANなどは鍛え上げられたそうです。

G.CUE(ジー・キュー)はその男気溢れるキャラクターで様々なジャンルでも注目され、世界的に有名なスケートマガジン「THRASHER」のキックス初のシグニチャー・モデルにも抜擢されています。

名古屋のヒップホップシーンの活性化を目的とした大型イベント「大九祭」(ダイキュウサイ)を毎年9月に主催し、デニムブランド「KAMAKAZY JEANS」やセレクトショップ「ASIAN-P」の運営、海の家「たこ九」のプロデュースと枠にはまらない活動をしています。

G.CUEのラッパーとしての生き様自体がまさにHIPHOPです。

ストリートにこだわり続けて、心を揺さぶるようなメッセージを放つG.CUEの独自の世界観は、全国のヒップホップファンから強い支持を受けています。

次は、G CUE(GANXTA CUE)の人気曲を紹介していきます。

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