鷹の目と呂布カルマの出会い
鷹の目は、もともとラップもトラックも全部自分でやりたいという思いを持っていましたが、人前でラップとかはしたくないと思っており、誰とも関わらずにヒップホップをやりたいと考えていました。
その後、「とにかく前に出たくない」と思っていた鷹の目は、ラッパーというポジションを諦めて裏方にまわることを決意します。
インターネットでいろいろ調べた結果、呂布カルマの音源を見つけて、mixiで呂布カルマにメッセージを送ったのがきっかけで、呂布カルマと出会いました。
呂布カルマは、当時の鷹の目の印象について、「一番最初のコンタクトは、鷹の目が自分のラップを5曲くらい送ってきたんですよ。全曲すごい怒ってて、なんか攻撃的なやつだなと思いました」と語っています。
当時、呂布カルマはレコーディングできる場所を探していて、鷹の目が「僕、レコーディングとかもできます」と言っていたので、そのスタジオに行くと、そこは呂布カルマの卒業した大学のスタジオでした。
その時に、呂布カルマと鷹の目は同じ大学の先輩後輩ということが判明しました。
ちなみに、呂布カルマは美術科を専攻しており、鷹の目は音楽科を専攻していました。
鷹の目は、当時まだ大学生でした。
鷹の目はヒップホップ系イベントを敬遠していた
もともと鷹の目は、ヒップホップ系のイベントを敬遠していました。
ファンクのイベントは比較的大人が集まるのに対して、ヒップホップのイベントはヤンキーみたいなのが集まって騒いでいるという印象で、当時はヒップホップ系のイベントを完全に見下していたとコメントしています。
呂布カルマに誘われて行ったヒップホップ系のイベントについても、「呂布さんのライブを観た後で、他の人のライブを観ると、俺は他の人とはやれないな、と思いました。DJも選曲も全体的にひどくて、KinKi Kidsが流れて、そこで盛り上がるという感じでした」と語っています。