MAVELが率いるHIPHOP集団「604」
MAVELが率いるヒップホップ集団「604」は、MAVELたちのレコーディングスタジオ兼溜まり場のことです。
もともとはMAVELが住んでいたワンルームの部屋でしたが、ある日、沖縄出身ラッパー仲間である唾奇の実家が差し押さえになってしまい、住むところがなくなった唾奇がレコーディング機材と一緒に部屋に転がり込んできたのが「604」の始まりです。
唾奇には人を惹きつける不思議な力があり、それ以来、たくさんのラッパーが部屋に集まるようになってきて、いつの間にか仲間が集合する場所になっていきました。
当時は、最大27名のヒップホップアーティストが集まるほどでした。
これをきっかけに、この部屋に集まるラッパーたちを「604」と呼ぶようになっていきました。
MAVELは604について、「何でもないやつらが集まって自然と音楽を始めた。地元に友達がいない寂しがりやの集合体、それが604だ」と語っています。
現在は、同郷のラッパーMuKuRoと共にこの「604」を率いています。
MAVELが影響を受けたラッパーは唾奇とRITTO
MAVELが一番影響を受けたラッパーは唾奇です。
唾奇が注目されたのがきっかけで、604のメンバーにもスポットライトが当たるようになりました。
さらに、当時から唾奇のラップスキルは常人離れしており、604メンバーのラップの技術が向上したのも唾奇のアドバイスによるところが大きいです。
また、唾奇は604のメンバーの中でも一番早くデビューするなど、まわりに大きな刺激を与えてくれています。
MAVELが先輩ラッパーの中で影響を受けたのは沖縄出身で84年式ラッパーのRITTOです。
ヒップホップクルー「赤土」を牽引するRITTOからは、同じように複数のメンバーを率いる者同士、得るものが大きいです。