フリースタイルダンジョン初代モンスターのプレッシャー
チコ・カリートはテレビ朝日のラップバトル番組「フリースタイルダンジョン」の初代モンスターとして活躍していました。
しかし、フリースタイルダンジョンでモンスターになった頃から、物凄いプレッシャーに襲われるようになったと語っています。
チコ・カリートは、もともとチャレンジャーとしてフリースタイルダンジョンに出場していました。
出場後に、番組のオーガナイザーを務めるZeebraから電話がかかってきて、「モンスターを増やすからCHICOになって欲しいんだけど」と言われて、ふたつ返事でオファーを受けました。
チコ・カリートにとってフリースタイルダンジョンのモンスターという役目は、ラップを始めてから経験したことのない大きな渦に飛び込んで、そこを回して行く側になるということでした。
この経験によって、チコ・カリートは業界の裏側も見えたし、沢山のことを学ぶことができた刺激的な1年になり、自分のキャリアにとって大きなターニングポイントになったと語っています。
さらに、「フリースタイルダンジョンにはかなり感謝しています」ともコメントしています。
CHICO CARLITOはフリースタイルダンジョン経由で名前を広げた
ラッパーが有名になるには「フリースタイルダンジョンへの出場を経由して、ライブをするためにMCバトルに出て名前を広げる」という方程式があります。
実際にチコ・カリートもMCバトルをやり続けて、フリースタイルダンジョンの出演者のオファーがきて出場し、多くの人に興味を持ってもらえるようになりました。
その後、数多くの音源制作やライブなどを経て、全国各地のライブにも呼ばれるようになり、アルバムをリリースするまでになりました。
チコ・カリートは「ラップを辞めようと思うくらいにキツい時期もありましたが、フリースタイルダンジョンでチャレンジャーのオファーをいただいたのを機に好転していきました」と語っています。
CHICO CARLITOは1stアルバム制作のレーベルに地元の中を選んだ
チコ・カリートはUMB2015で優勝した時にいろんなレーベルから「作品を出さないか?」という声をかけてもらっていましたが、考え抜いた末に「昔から一緒にやってきた仲間のレーベルからアルバムを出したいと思った」と語っています。
アルバムの楽曲には沖縄の話から上京してからの話、これから頑張っていくための決意などの内容の楽曲で構成されています。
フィーチャリングで参加しているラッパーはほぼ沖縄県出身のラッパーで、尊敬する先輩たち、友達の唾奇、同じクルー「BANG DA RHYTHM」のTENGGとARISTOなどです。
チコ・カリートはアルバムの中でRITTOとの楽曲「Orion's belt」からD.D.Sとの楽曲「Champ Roots」に繋げており、確執があるRITTOとD.D.Sを繋げられたことが良かったと語っています。