ANARCHYの暴走族総長時代
ANARCHYは中学校を卒業後、高校には進学せず、アルバイトをしながらラップ活動をしていました。
16歳のANARCHYに衝撃の出来事が起こります。
地元で「喧嘩祭り」と呼ばれている京都府宇治市の「県祭り」で、ANARCHYの友人が暴走族にボコボコにされる現場にたまたま居合わせてしまいます。
この時に、暴走族に立ち向かうことができなかったANARCHYは、悔しさから父親に「1年だけ暴走族をやらせてほしい」と頼みます。
これをきっかけにANARCHYは、地元の伝統ある暴走族「悪妙」を復活させて、16歳にして総長になります。
ANARCHYは、暴走族の1年間をとにかくケンカに明け暮れ、京都中の暴走族と仲良くなり、この集団がグループ「ANARCHY」へと発展していきました。
ANARCHYは日本三例目の決闘罪で逮捕された
ANARCHYは18歳の頃にケンカが原因で逮捕され、約1年間を少年院で過ごしました。
ちなみに、この時のANARCHYは「決闘罪」という罪に問われました。
決闘罪とは、決闘や決闘に関与することを禁止した法律のことで、決闘罪で逮捕された事例はほとんどありません。
決闘罪が適用されたのは、ANARCHYが日本で三例目です。
逮捕された経緯は以下のとおりです。
京都府宇治市の喧嘩祭りと呼ばれる県祭りで、暴走族同士のケンカが大きくなり、場所を変えることになりました。
その結果、他のチームやが野次馬が集まって200人以上になって、その場にいたOBの提案によって、お互いのチームから5人ずつ出し合って、5人対5人で決着をつけることになりました。
最終的には、ケンカしたメンバー全員が警察に呼ばれることになり、取り調べの結果、決闘罪になりました。
その後、ANARCHYは19歳で少年院を出て、そのまま暴走族を引退しました。
ANARCHYが本気でラッパーを志したきっかけはZEEBRA
ANARCHYは、18歳から少年院で1年過ごしました。
少年院の中で観た音楽番組にZEEBRAが出演しており、これがきっかけで本格的にラッパーになることを志します。
少年院の中から友人に向けて、ラッパーになることの決意表明の手紙を送りました。
ANARCHYはヒップホップクルーとしても活動していた
ANARCHYはソロとしての活動以外に、JC、YOUNG BERY、NAUGHTY、DJ AKIOと共にヒップホップクルー「RUFF NECK」としても活動していました。
RUFF NECKとは「筋金入りのストリート育ち」という意味です。
RUFF NECKは、2002年に1000枚限定シングル「BLACK JACK」をリリースして、即完売となりました。